ファスティング(断食)とは

デトックスイメージ

ファスティングとは、断食のこと。食事をしないことで消化器官を休ませ、身体をリセットさせることを目的としています。 代謝を上げ体の機能の正常化を目指す、細胞の質の劣化や病気を防ぐ食事療法としても注目を浴びています。 健康や美容を気にかけている方、体重が気になる方に、おすすめのメソッドです。

ファスティング(断食)のメリット

ファスティング(断食)によって、一定期間、消化活動を休めることで、溜まっている毒素を排出し、身体本来が持っているさまざまな機能を引き出します。 痩せやすい体質を作ったり、腸内環境が整って美肌になったりといった恩恵も。心も体も軽くなるので、今までにないエネルギッシュな自分に出会えるでしょう。

ファスティング(断食)のデメリット

健康な大人が半日~3日程度のファスティング(断食)をする分には、身体への悪影響はほとんどありませんが、人によっては急に食事を抜くことでフラフラしてしまったり、そのまま無理をして続ければ体調を崩してしまう可能性も…。正しくファスティングを行うためには、常に身体の変化に気を配りつつ、ルールを守ることが大切です。不安な場合はファスティングの専門家に頼ることもできます。 全国どこからでもできるオンラインサポート付きのプログラムを紹介しているので、参考にしてみてくださいね。

Recommended Fasting Methods

おすすめのファスティング(断食)方法

ファスティング(断食)と一口に言っても、やり方はさまざま。酵素ドリンクを使う方法が一般的に知られていますが、ファスティングに詳しいトレーナーなどの手を借りて行う方法もあります。 スケジュール設定も多種多様です。半日から試すもよし、1か月以上の時間をかけて複数回行うもよし。

型にはまったやり方ではなく、一人ひとりのライフスタイルや体調、性格などに合わせて柔軟にできるのがファスティングのメリットです。 誰かの真似をするのではなく、自分に合ったやり方で挑戦してみましょう。

ファスティング(断食)に
期待できる5つのこと

ダイエット効果

ファスティング(断食)中は代謝が良くなるので、自然と体重は落ちやすくなるのが嬉しいポイント。定期的に続けることで少しの量でも満足するようになり、暴飲暴食をしなくなるでしょう。 過食気味の食生活から脱することができれば、痩せやすい体質が手に入ります。

消化機能をリセット、代謝を活性化

ファスティングの一番の恩恵とも言えるのが、消化器官の休息。普段の食事や生活の中で、食品添加物や化学物質などを摂取しているため、私たちは知らず知らずのうちに体内に毒素を蓄えています。食事を断つことで、消化の代わりに毒素を体外に排出する活動が活発になり、さまざまな身体の機能を回復させることが可能です。 最後に物を食べてから16時間経つと「オートファジー」が作用。オートファジーは、身体の古くなった細胞を新しく生まれ変わらせてくれます。

腸内環境を整え、
便秘改善・うるツヤ美肌

一日3食の食事に間食、寝る前の食事など、絶えまなく動いている胃を休めることで、腸の働きが整います。この腸内環境の好転が、お肌にも、良い影響をもたらしてくれます。腸内環境が整うことで、ニキビや肌荒れの改善に期待ができるのです。 さらに、食後8時間を過ぎたあたりから分泌される「モチリン」が、腸のぜん動運動を活性化してくれます。

自律神経のバランスが整い、
心も身体も軽やかに

胃腸が活発になっているときは、副交感神経が優位に働きます。しかし、飢餓感を覚えるくらいの空腹になると、逆に交感神経が優位に。これにより、乱れた自律神経が整います。ファスティングをすることで、過食などで乱れていた交感・副交感神経の働きのバランスが整い、身体の不調、怠い・疲れやすいといった疲労感や睡眠障害などの改善にも期待できます。

嗅覚・味覚などの五感が
研ぎ澄まされる

私たちが普段口にする食品には、多くの添加物が使われていたり、濃い味付けがされているものが多くあります。そうした食品を摂取することで、知らず知らずのうちに「味覚」が鈍っています。ファスティング中は、身体に悪いといわれる添加物や嗜好品を摂取しないので、味覚の活動を一旦休止させることにより、味覚が正常に。その結果、食材そのものの味わいが感じられるようになり、ファスティング後の食生活や味覚に変化が出ると言われています。
Method

ファスティング(断食)の
正しいやり方

水だけでは危険!

「水だけ」のファスティング(断食)は危険!

デトックス効果を重視しすぎるあまり、断食中は水だけで過ごすという方法は、身体に危険を及ぼします。私たちの身体は、最低限のカロリーが入ってこなくなると、脂肪を燃やしてエネルギーを作り出す働きがあります。この燃焼の際に「ケトン体」という成分が通常より多く生成され、血液が酸性化します。健康な身体は本来、アルカリ性のため、血液が酸性化することで、疲労感や吐き気などが起こることがあります。正しいファスティングを行うためには、必要最低限のカロリーと、身体に必要なビタミン・ミネラルなどの栄養素をドリンクから摂取することが大切です。

「回復食」がファスティング成功のカギを握る

「回復食」がファスティング(断食)成功のカギを握る

ファスティング(断食)期間中の食事は、普段の食生活とは大きく異なります。飲み物を基本的に摂取するので、いきなり固形物や濃い味付けの料理を食べると、体に大きな負担をかけてしまいます。流動食から固形物へと少しずつ戻していく回復食は、食事の変化に胃腸を慣らすのにとても大事なのです。 ファスティングの成功を左右する期間とも言えるので、焦らず、ゆっくりと通常の食事に近づけていくようにしましょう。

「専門家」の指導を受ける

「専門家」の指導を受ける

ファスティング(断食)には「こうした方がいい」というやり方はあれども、「こうしなければならない」といった決まりはありません。柔軟にできるのが良いところではあるのですが、初心者にはどうしたらいいのか迷うことも多々あります。
そんな時は、ファスティングの知識・経験が豊富な有資格者のサポートを受けるのがおすすめです。正しいやり方で失敗のリスクが少なく断食に取り組めます。

Flow of fasting

正しい
ファスティング(断食)の
やり方
3つのステップ

準備

STEP1:ファスティングを始める前の「準備期間」

ファスティングは、急に始めてはいけません。準備期間が必要です。準備期とは、胃腸と体調を整えて、断食するための健康体を作る期間。運動で言うウォーミングアップのようなものです。ファスティングの効果をより高めるためには、この期間は欠かせません。

この期間は、基本的に断食をする日数と同じ日数以上が望ましいとされます。1日断食をするのであれば1日以上の準備期間を、3日断食するのであれば3日以上の準備期間を設定します。

ポイント:和食を基本にし、ゆっくりよく噛んで食べ、腹7分目から8分目が目安!食べ過ぎは禁物です。間食や夜食、アルコールは控え、夕食はなるべく20時までに済ませましょう。

ファスティング本番

STEP2:ファスティング本番

準備期間が終わったら、いよいよファスティング本番です。1日2L以上のミネラルウォーターと、栄養ドリンク(酵素・スムージー・プロテインなど)を摂取します。水分補給を怠ると、脱水症状になりかねません。こまめに水を飲みましょう。

ファスティングを自己流や誤った方法で行うと、思うような効果を得られないどころか、逆効果になる可能性も…。効果をしっかりと出すためにも、正しい知識と方法でファスティングに取り組みましょう。

体力に余裕のある人は、ストレッチ、ウォーキング、ヨガなどの軽い運動をするのもダイエットに効果的。ただし、ファスティング中に摂取するカロリー量は、激しい運動に耐えられるものではないので、多量の発汗を伴う運動は避けましょう。もし、ファスティング期間中、体調が優れない場合は、無理をせず中断しましょう。

チェック:正しい準備期間を経て、正しい方法でファスティングを行えば、ある時期に身体がダルくなったり、頭痛がしたりと調子が少し悪くなる「好転反応」と呼ばれる症状が出ます。毒素や老廃物が外へ排出されている証拠なので、特に心配はありません。ただし、症状が重度に現れてしまった場合は、ファスティングを中断しましょう。

回復期

STEP3:ファスティング後の「回復期間」

回復期は、身体を通常の状態に戻すための大切な期間。ファスティング後の身体の変化は、この回復期間によって左右されると言っていいほどです。ファスティングを行った日数と同じ日数を確保してください。

ファスティング直後に普段の食生活に戻してしまうと、消化不良を起こしてしまうので、回復期の食事は、準備期間と同じように胃腸に優しい、負担の少ない食事を心がけましょう。ファスティングでキレイになった身体の細胞は、吸収がよいので、この期間にどんな食事をとるのかが重要です。 ここを間違えると、摂食障害やリバウンド、ホルモンバランス異常など、身体に悪影響を及ぼす可能性も…。

ポイント:回復期の数日間はお粥やうどんなどの消化の良いものがおすすめ。回復期には、乳製品・卵を控えることも忘れずに。乳製品や卵は、消化に良さそうにも思えますが、動物性タンパク質が豊富なため、消化が悪いので、回復期は口にしないようにしましょう。

そもそもファスティング(断食)ってどんな効果があるの?続けるための秘訣は?など、初めてのファスティングに関する気になる疑問にまとめてお答えします!不安はここで解消して、ぜひいろいろな効果をもたらしてくれるファスティングライフを体験してみてください。

これはNG!意外と知られていないうっかり行動

ファスティング(断食)中の
だめなこと

断食中だからといって、飲み物なら何でもいいというワケではありません。酵素の働きを阻害するカフェインの含まれたコーヒーや、糖分の多いジュース、身体を冷やす牛乳などは、避けるのがベスト。タバコや間食もNGです。

ファスティング中のモチベーションを保つコツ

ファスティング(断食)中の
モチベーションを保つコツ

食事を我慢することは最初は誰でもツライもの。モチベーションを保つには、具体的な目標を決めたり、なりたいイメージを明確に持つとGOOD!オシャレな置き換えドリンクを用意するだけでも、気持ちは高まるもの。何回か続けるうちに身体の変化を実感できるので、そうなればファスティング(断食)が楽しみになります。

ファスティング中に取り入れたい運動を紹介

ファスティング(断食)中に
取り入れたい
運動を紹介

体力に余裕のある人は、ファスティング(断食)中にウォーキング、ヨガ、ストレッチなどの軽い運動をすると効果的です。ファスティング中は、脂肪分解がされやすい時期。自然と体重も減りやすいですが、運動不足の状態では、再び脂肪が付きやすい身体に戻ってしまうので、適度な運動をしましょう。

ファスティングの
準備・回復期間はどれくらい?

正しいファスティングの
期間について

半日ファスティング(断食)なら前日の夕食から、週末断食は前日の朝食から、軽めの食事に切り替えて、準備を行います。回復食(スープやおかゆなど)を摂る回復期間も同様に、半日ファスティングなら一食分、週末断食は一日が理想です。

妊娠中に
ファスティングしても大丈夫?

ハードなファスティング
(断食)はNG

妊娠中は、胎児に栄養が回らないなどのトラブルを避けるため、3日や1週間続くようなハードなファスティング(断食)は避けましょう。ファスティング自体はNGというワケではなく、半日程度のファスティングなら、過度な体重増加を防げたり、つわりの症状が軽くなるなどのメリットを感じることも。

ファスティング中の
空腹を我慢する方法はある?

環境を変えてみましょう

散歩に出かけたり、趣味に没頭すると空腹が紛れるので、断食する日は、朝から予定を決めてしまうのも一つの方法です。普段から塩分の多い食生活をしている人ほど、空腹感を感じやすいので、どうしても我慢ができないときは、具なしのスープやお味噌汁を飲むのはOKです。

ファスティングは
冬にしてもOK?

冷えすぎないように要注意

ファスティング中は、内臓機能が休まることで、体内での熱生産があまりできなくなり、身体が冷えやすくなります。冬場はより寒く感じやすいですが、温かい格好をしたり、常温のドリンクや白湯を飲んだり工夫をすればファスティングは行えます。冷え自体は好転反応でもあるので、悪いことではありません。

ファスティングは
むくみ解消にもおすすめ?

過剰な水分や塩分が排出できる

むくみの原因は、細胞内に余分な水分が溜まってしまうため。ファスティングによって過剰な水分や塩分が排出されると、むくみも自然と解消されやすくなります。日頃からむくみ体質に悩まされている人は、ファスティング中の置き換えドリンクは、塩分の排出を促すカリウムが豊富なものを選ぶのがおすすめ

頑固な皮下脂肪!
ファスティングで落とせるの?

筋肉量が落ちないように
注意しましょう

カロリー制限によって代謝機能を高めるファスティングは、皮下脂肪を減らしたい人にもおすすめ。ただし、断食によって筋肉が落ちると、逆に太りやすい体質になってしまうので、ファスティング中は、意識的にソイプロテインなどのタンパク質を摂取したり、軽い運動を心がけると効果的です。

誤ったファスティングは
抜け毛の原因にもなる?

間違った方法は
抜け毛の原因に…

効果を実感するためには、ファスティングは正しい方法で行うことが何より大切。早く痩せたいからと長期間の断食を行ったり、十分な栄養を摂取せずに続けると、抜け毛の原因になることがあります。抜け毛が心配な人は、丈夫な髪や肌を作り出すタンパク質が補えるドリンクを選びましょう。

ファスティングの際に起こる
頭痛や眠気の原因とは?

溜まっていた毒素が排出される
「好転反応」

ファスティング(断食)を始めると、頭がボーっとしたり、頭痛、眠気、吐き気、下痢などの好転反応が起きることがあります。これらの症状の原因が、体内に溜まっていた老廃物や毒素の働き。ファスティングによるデトックス作用で、毒素が血液中を循環して排出する際、一時的にこのような不快症状が現れます。

生理中にファスティングは
できる?

生理中にファスティング
(断食)は基本的にNG

生理中にファスティング(断食)をしても大丈夫でしょうか?結論から言えば、答えはNOです。生理中はただでさえイライラし体調も不安定。そこに空腹が加われば余計にイライラしますし、血液不足で貧血になってしまう可能性さえあります。ファスティングに適した時期は、生理終盤から排卵日前後なので、痩せやすいタイミングで安全にファスティングを始めましょう。

ファスティングは
リバウンドする?

適切な方法で実施して
リバウンドを回避しよう

ファスティングは正しい知識を身につけてから実施しないと、リバウンドする恐れがあります。段階的に食事量を増やさないと、断食中は血糖値が下がるので、終了後の食事で脂肪を溜め込むようになる恐れも。また、長期間続けることで、省エネルギーで活動できるようになり、終了後に太りやすくなるリスクがあるでしょう。

ファスティング(断食)期間中に食べていいもの・ダメなものとは?

断食中には避けたい
食べ物・飲み物

ファスティング期間中は、基本的に固形物は食べずに胃腸を空っぽにします。水は1日2ℓを目安にたっぷり飲み、食事の代わりに、酵素ドリンクやコールドジュース、グリーンスムージーなどを飲みます。しかしながら、飲み物であってもアルコールやカフェインは胃壁を傷つけてしまうためNG。炭酸飲料などの甘い飲み物も摂らないようにしましょう。

ファスティング(断食)でよくある5つの失敗原因

ファスティングの失敗は
リバウンドの原因にも

ファスティングのよくある失敗は、ストイックすぎたり、準備期間・回復期間の過ごし方が間違っていたりすることです。失敗の原因を知ることで、成功するコツも見えてくるので、なぜ失敗するのかを知っておくことも大切。失敗の原因のほとんどが正しいファスティングの方法を知らないことに起因しているので、専門家にサポートしてもらうのも1つの方法です。

ファスティング(断食)で
ダイエットに
成功した人の口コミまとめ

「ファスティングがダイエットの起爆剤になって、ダイエットに成功!」「ウォーキングも並行して行ったらリバウンドなく体重を落とせた」「朝、胃もたれせずにスッキリ目覚めるのが気持ちいい」…など、ファスティングを行った人たちからは嬉しい声が届いています。

痩せない・効果なし!
ファスティング(断食)で
失敗した人の口コミまとめ

「食べるのを我慢しなきゃ!と頑張ったけど、思うように痩せなかった」「ドリンクの味が合わずに楽しく続けられなかった」など…、ファスティング(断食)を行った人達の中には、失敗を体験した人もいます。どうしたら上手くいくのか、先輩たちの失敗談を参考にしてみましょう。

ファスティング(断食)は何も女性だけが行うものではありません。最近は男性のファスティングにも注目が集まっています。

男性がファスティングを行う際に注意すべき点や、おすすめの方法などをまとめました。

酵素以外にもファスティング(断食)に合うドリンクはいっぱい!ダイエットを目的としたファスティングにおすすめの飲み物を紹介。期待できる効果や断食中の身体へのはたらき、費用、栄養素で比較しました。

ファスティング前後に欠かせない準備食・回復食ですが、その準備には手間がかかります。ファスティング用に作れらている食事セットを使えば、手軽に準備食・回復食が食べられます。セット1つでファスティングの準備食・回復食が賄える商品をまとめました。

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