体型をキープしたいモデルたちも注目しているというファスティング。女性の間で話題になっているファスティングとはいったいどういうものなのでしょうか?ここでは、気になるファスティングについて初心者にもわかりやすく解説しています。
ファスティングは英語の「fast(断食する、という意味)」から来ている言葉です。断食と聞くと水分を摂るだけの辛いものを想像してしまいがちですが、実はもっとも気軽で続けやすいダイエット方法。
最近注目されているファスティングでは、酵素ドリンクや青汁、野菜ジュース、補助機能のある食品などを組み合わせて、身体に栄養を摂りながら行う、「プチ断食」というもの。水オンリーの辛い断食をするのではなく、食事を摂りながら身体の調子を整えていくというスタンスなんです。
身体に負担をかけやすい食べ物を控えることで、食べ物の消化・吸収を助けます。結果として消化器官を休憩させることができるので、健康志向の方にも注目されている方法です。
ファスティングでは負担のかかる食べ物を避け、必要な栄養だけを摂りながら続けることで、胃腸を休めることができます。体内に溜まっていた毒素を排出する働きが期待できます。
前よりお通じがスムーズになったような気がするということを感じる方もいるようです。また、これまで何となく感じていた身体のダルさがとれ、身体が軽くなったように感じる人もいるのだとか。
忙しいとついつい食事のバランスが崩れてしまいがちですし、ここのところ体調が不安定だという人は試してみるといいかもしれません。
私達が普段食べている食事の中には、添加物を含んでいたり、化学調味料などで濃い味付けにされていたりする食べ物が多いです。そのため、食材そのものの味を楽しむことができなくなっているのです。
ファスティングをすることで、味覚や触覚などの五感が冴えわたり、素材そのものの味を感じることができるでしょう。ファスティングが終了した後、食事を摂ったらきっと、普段よりも美味しく感じるはずです。
また、ファスティングをすることで、日頃の食事から気を遣うようになるでしょう。ファスティングは、身体だけなく心もリフレッシュできるので、この機会に一度体感してみてください。
女性にとってファスティングには、嬉しいメリットがたくさん。1日の食事のうち、1・2食をドリンクに置き換えるだけで手軽にできますし、固形物を摂らないことで消化に関わる内臓器官を休ませることができます。
ファスティング中に控えた方が良い飲み物や、ファスティングと相性の悪いものなどもチェックしておきましょう。期間中は脱水状態にならないよう、水分を積極的に摂取しなければなりません。しかし、コーヒーや甘いジュース、牛乳などは避けた方が無難です。
コーヒーやジュース、牛乳を避けるべき理由や、ファスティング中に避けた方が良い習慣も紹介します。
運動をすることで、ファスティングそのものの効果が高まり、リラックスやストレス解消の効果も狙えます。簡単にできて脂肪燃焼の効果を高めるウォーキングや、血行を促進するストレッチなどがおすすめ。
お腹が空いているとイライラしてしまう…という方には、精神的な安定につながるヨガもおすすめです。ただし、大量に汗をかくホットヨガや、マラソンなどの激しい運動は避けた方が無難でしょう。
あくまでも無理をしない程度に運動を取り入れるのがポイントです。
ファスティング中に襲ってくるさまざまな誘惑…。時間がたつにつれてモチベーションも下がり気味になってしまいますよね。そんな時に、おすすめのモチベーションを保つ方法をご紹介します。
ファスティングにかんするQ&Aを一挙大公開!気になる情報をまとめて確認していきましょう。
「期間中に栄養ドリンクを飲んでも良いの?」や、「ガムや飴を食べるのはOKなの?」といった、素朴な疑問や質問に回答しています。ファスティング期間中にやっていいことや悪いことなどを、きちんとチェックしてから始めることも、ファスティングを成功させるカギとなります。
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妊娠中のファスティングってしていいの?
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ファスティング中に、飴やガムを食べてもいい?
消化酵素が分泌されるので、控えましょう
A:飴やガムなどを食べると消化酵素が分泌されるので控えたほうがいいでしょう。ファスティングでは食べ物を控えて内臓器官への負担を減らすことが基本的なスタンス。飴やガムなど、糖分を含んでいるものやカロリーの高いものは、胃腸への負担を増やすことになりダイエット効果を妨げる要因になります。
ファスティングの水分補給は、お茶でも大丈夫?
カフェインが含まれていなければOK
A:水やお茶を飲む分には問題ありません。脱水症状にならないよう充分に水分補給をしましょう。身体を冷やさないように温かくして飲むのもポイントです。ただし、コーヒーなどカフェインを含む飲み物の場合は、酵素のはたらきが損なわれてしまうので、避けることをおすすめします。
生理中にファスティングをしても平気?
できれば、生理以外の日に行いましょう
A:生理中は、体調もあまり良くない状態なのでファスティングダイエットをすることはあまりおすすめしません。生理中はホルモンバランスが乱れているので、ストレスを感じやすく、イライラすることが多くなります。ファスティングダイエットをすることで頭痛や吐き気、めまいなどの症状が起こる可能性も…。
3日間ファスティングダイエットしても脂肪が落ちたように感じないのですが…
効果は、すぐに現れるわけではありません
A:断食を始めても、1~3日目辺りまではまだ胃の中にある食べ物を消化している最中なのです。そのため、見た目にそれほど変化は出ないでしょう。ファスティングダイエットの効果が現れ始めるのは、開始4日目からです。4~6日目頃になると胃の中に残っていた食べ物がしっかり消化されてなくなるので、その代わりに脂肪や毒素などが分解されていくのです。より高い効果を得たいなら6日間ほど続けるのがおすすめ。身体の中の毒素は毎日蓄積されていくものなので、定期的に排出しなければなりません。
そのため、短い期間でもいいので、年に2~4回はファスティングダイエットを行なうことをおすすめします。
体調が悪くなった場合は辞めた方が良いの?
症状が重いようなら無理せず、中断を
A:ファスティングをすることによって、ケトン体という成分が身体の中に増殖します。その影響で、フラフラしたり気持ち悪くなってしまったりすることもあるのです。この症状は脂肪が燃えていることを示す好転反応なので、あまり心配する必要はありませんが、症状が重いようなら無理して続けるのは辞めましょう。
ブドウ糖の量が減っている状態なので、ドリンクを飲む回数を増やしたりおかゆなどを食べたりして血糖値を上げるようにしましょう。そのほか、塩を舐めるのもよいでしょう。
ファスティング中に気分が悪くなってどうしても無理だという場合は、体調が回復するまで待ってから再びスタートするというのも一つの選択肢です。
どんな人でもファスティングダイエットはしても良いの?
16歳~65歳まで健康的な人であれば
A:人によって体質に個人差があるため一概には言えませんが、3日間のファスティングだとだいたい16歳~65歳までの人が最適な年齢だと言えます。
16歳以下の場合はまだ身体が成長段階なので、ファスティングダイエットをすると栄養不足になってしまいます。また、65歳以上の場合は、体内の水分比率が低下しているので脱水症状に陥ってしまう可能性があるので、ファスティングダイエットはしない方がいいでしょう。そのほかにも、高血圧や糖尿病、心疾患、肝硬変などの病気を抱える人は、身体への負担が大きいのでファスティングダイエットはおすすめしません。