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味噌汁ファスティング(断食)とは

味噌汁ファスティングは、3食の食事を具なしの味噌汁に置き換えるファスティングの方法です。こちらのページでは、味噌汁ファスティングを行うことで期待できる効果や注意点をまとめています。味噌汁ファスティングを行いたいと考えている方はぜひチェックしてみてください。

味噌汁ファスティング(断食)で期待できる効果

身体を休める

味噌汁ファスティングは具なしの味噌汁を食べるので、いつも消化吸収のために働き続けている胃や腸を休められます。消化器官を休めることによって、本来の働きを取り戻して体内の老廃物の排出を促せるとされています。また、味噌には食物繊維が含まれており、便秘の改善などにも期待ができると考えられます。

肌荒れ緩和

ファスティングを行うことによって体内の老廃物の排出を促し、肌荒れの緩和ができるとされています。さらに、味噌づくりには麹菌が欠かせません。この麹菌の成分により、肌の水分量がアップして肌の潤いを保てると考えられています。このことにより、肌荒れの緩和が期待できます。

腸内環境が整う

味噌汁ファスティングを行うと、腸内環境が整うことにもつながると考えられています。その理由として考えられているのが、味噌に含まれる乳酸菌や酵母菌が便秘の予防に働きかけるという点。便秘の状態が続くと老廃物が長く腸に留まることになるため、肌荒れは免疫力の低下など、さまざまな影響が起こってきます。

さらに前述の通り、味噌汁ファスティングを行うと消化器官を休ませることができ、その働きが回復しますので、腸内環境の改善にもつながると考えられています。

免疫力の改善や血糖値上昇の抑制

ファスティングを行うと、免疫細胞が多く集まる小腸を休められ、免疫力の改善が見込めます。また、味噌づくりに用いられる麹菌の働きによってエネルギーの代謝機能も良くなり、免疫力アップにもつながると考えられています。

さらに味噌は発酵食品のひとつであり、酵母菌が含まれることで知られています。この酵母菌の働きによって、血糖値の上昇が抑えられるという嬉しい効果も期待できるのです。

味噌汁ファスティング(断食)の注意点

カフェインとアルコールの摂取は避ける

味噌汁ファスティングを行う場合には、水分を摂取することが大切ですが、カフェインとアルコールが含まれる飲料は避けるようにするのがポイントです。これは、ファスティングを行っている期間に加えて、前日や準備期にも避けるようにします。

特にアルコールは空腹で飲酒すると体に負担がかかりますし、何よりアルコールを分解するために肝臓が働きますので、ファスティングで内臓を休めている意味がなくなってしまうのです。また、カフェインも胃腸への刺激が強い飲み物ですので、避けるようにしましょう。

無理に続ける

手軽に始められる点が味噌汁ファスティングの大きな魅力ですが、無理をして続けるのは避けてください。例えば、いきなり食事の全てを具なしの味噌汁に置き換えることや、長期的に味噌汁ファスティングを続けるといったことは体に負担をかけるため、行わないようにしましょう。

味噌汁ファスティングは、しっかりと準備した上で行い、さらに回復期間も用意することが大切。無理やり行うファスティングは体に負担をかける可能性やリバウンドをしてしまう可能性もあります。

塩分の摂りすぎ

味噌を摂取することによりさまざまな効果が期待できる反面、摂取する塩分には注意する必要があります。

味噌の量の目安としては、700mlの水に対して大さじ2杯程度の味噌、と覚えておくと良いでしょう。これは、味噌汁ファスティングにおける1日分の味噌汁を作るときの目安です。塩分過多にならないように、味噌の量には注意しながらファスティングを行うことも大切です。

インスタント味噌汁はNG

あまり味噌汁を作る習慣がない方は、コンビニやスーパーに売っているインスタント味噌汁を利用しようと考えるかもしれません。しかし、味噌汁ファスティングを行う際には、自分で具なしの味噌汁を作るようにしましょう。

これはインスタント味噌汁には添加物が含まれていることから、体内の老廃物などを排出するために行うファスティングの意味がなくなってしまうためです。最初は面倒に感じるかもしれませんが、だんだんと味噌汁づくりにも慣れていきますので、ぜひ挑戦してみてください。

出汁は昆布

味噌汁ファスティングでは胃腸を休め、本来の働きを取り戻すことが目的です。そのため、味噌汁を作るときにも体に負担が少ないものを選ぶ点が大切なので、使用する出汁にも注意しましょう。

具体的には、昆布で出汁を取ります。通常の食事ではかつお昆布出汁が多く用いられていますが、動物性の出汁を摂取すると消化のために体に負担をかけてしまうという面があるため、味噌汁ファスティングでは昆布出汁を利用します。

出汁の取り方は、1日分の味噌汁を作る場合には700mlの水に出汁昆布を入れて火にかけます。その後、沸騰する直前に昆布を取り出すだけで出汁が取れます。そこに大さじ2杯程度の味噌を溶かすことで、ファスティング用の味噌汁が完成します。

また、発酵食品に含まれている酵素は熱を加えすぎると働きが失われるため、出汁を取った後に少し冷ましてから味噌を溶かすことがおすすめです。

味噌汁ファスティング(断食)のやり方

準備食

味噌汁ファスティングを行う場合には、まず準備期を設けます。この時期には、和食中心の食事とし、胃に負担のかからない食事を心がけましょう。脂っこいもの、カロリーの高いものも控えるようにします。また、アルコールやカフェインも控え、前日の20時までに食事を終えるようにしてください。

味噌汁ファスティング(断食)

ファスティング中は1日3回、具が入っていない味噌汁を飲みます。この期間には固形物を摂らないようにして消化器官を休め、体をリセットします。

また、脱水状態になることを防ぐためにも水分補給を意識しましょう。1日あたり1.5〜2リットル飲むように心がけてください。また、ファスティング期間中にもアルコールやカフェインが含まれた飲み物は避けるようにします。

回復食

味噌汁ファスティング期間を終えた後も急に通常の食事に戻すのではなく、回復食を摂取する期間を設けます。これは、ファスティングにより体の吸収率が高まっている状態であるため。さらに急に消化しにくいものを食べてしまうと内臓に負担がかかってしまいますので、野菜スープなど消化しやすい食事を心がけてください。

また、昼・夜は無理のない範囲で少しずつ食べる量を増やしても問題ありませんが、食べ過ぎてしまわないように注意しましょう。

まとめ

こちらのページでは、味噌汁ファスティングについて紹介してきました。

味噌汁ファスティングは、手軽に始められて続けやすいファスティングダイエットです。「ファスティングはリバウンドしやすい」という声も多く聞かれますが、成功の鍵はプロからしっかりと指導を受けることであると考えられます。

しっかりと味噌汁ファスティングのやり方や注意点を頭に入れた上で、ファスティングに取り組むようにしましょう。

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