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ファスティング(断食)中の注意点とNG行動

手軽に始められてさまざまな効果が得られるファスティング。せっかく始めるのですからより高い効果をキープして続けていきたいですよね。

何も知らないままファスティングをしてみたものの、思うように効果が感じられず「あれ…?」と思う人もいるかもしれません。そんなときはファスティングの「NG行動」をしていないかチェックしてみる必要があります。意外と知られていない、ファスティング時に避けたいことをまとめてみました。

ファスティング(断食)中の飲み物に注意!

ファスティング(断食)×コーヒー

特に酵素ドリンクで効果的なファスティングを狙っている人に気をつけてほしいのがコーヒーです。コーヒーに含まれるカフェインには、酵素のはたらきを減少させてしまう特徴があります。せっかく摂った栄養素を破壊してしまう可能性もあるので、注意しましょう。

日常的に愛飲しているという人も、ファスティングの効果をキープするためには控えたほうが賢明です。

ファスティング(断食)×甘いジュース

特にダイエット効果がほしいという人が気をつけたいジュース。ダイエットのためにファスティングをしているのに、甘いジュースで糖分をプラスしてしまってはもったいないというもの。水、0カロリー飲料、ノンカフェイン飲料をおすすめします。

ファスティング(断食)×牛乳

意外に知られていないのが牛乳との相性。実は牛乳には、豊富な栄養成分が含まれる一方でカロリーが高いという特徴があります。減量したいという人は牛乳でカロリーを高めないようにしたいですね。

血行を促すファスティングと、身体を冷やす可能性のある牛乳との組み合わせもあまり好ましくないといえるでしょう。

ファスティングの飲み物として人気の酵素ドリンクを紹介!

こんな行為もファスティング(断食)の失敗の原因になる

ファスティングの効果を半減させてしまうのは、以下のような行動も原因となっています。きちんと効果を発揮させるためにも、NG行為をしっかり把握して正しいファスティングのやり方を実践していきましょう。

タバコを吸う

酵素を摂って健康促進やダイエットを目指すファスティング。せっかく摂った酵素もタバコを吸うと、タバコに含まれている有害物質によって破壊されてしまうのです。

また、タバコは血行を悪くすることでも知られています。代謝を低下させてしまう可能性がありますし、健康のためにもタバコは控えたほうが無難といえるでしょう。

間食をしてしまう

ファスティングをしても、間食をすると意味がありません。間食で食べることの多いお菓子や果物などには、糖分がたくさん含まれています。そのため、せっかく断食をしても間食によって多量の糖分を摂取してしまい、ダイエット効果がきちんと得られなくなるのです。

ポテトチップスや板チョコなどはかなりカロリーが高く、ポテトチップスに至っては食事一回分に近いカロリーがあると言われています。ファスティングをしてもこのような間食を続けていると、逆に肥満になってしまう可能性が高いので期間中は極力避けるようにしましょう。

準備期間を設けないでファスティング(断食)を行う

ファスティングをする前は、身体を慣らすために準備期間を設ける必要があります。準備期間を設けずにいきなり断食してしまうと、身体がびっくりして思うような効果を得ることができません

ファスティングを開始する1~2日前から食事の量を制限し、動物性のたんぱく質を控え、水溶性食物繊維を多く含むキノコ、海藻類を食べるようにするといいでしょう。このような準備期間をきちんと設けることで、ファスティングの効果をしっかり発揮させることができます。

ファスティング(断食)後に、回復食期間を設けない

回復食期間とは、ファスティングが終了してから1日後のことを指します。この期間をどのように過ごすかで、ファスティングの結果が左右されます。

ファスティングが終了した後は、余分な毒素が排出され臓器が綺麗な状態になっているので、カロリーの高いものを食べるとすぐに吸収されてしまいます。そのため、回復食期間をしっかりと設けないと、ファスティングの意味がなくなってしまいます。

また、ファスティングが終了してから2~3日後のことを準回復食期間といい、この期間までは高カロリーな食事は避けた方がいいです。回復食期間、準回復食期間の間は、低カロリーで消化の良い食事(うめ大根、具無し味噌汁等)をするように心がけましょう。最初の準備期間と同じで、徐々に普通の食事に戻していくことが大切です。

ファスティング(断食)で気をつけたいポイント

ファスティングを続ける上で気をつけておきたいポイントをまとめてみました。

1.水分を十分にとる

ファスティングの基本的なメリットのひとつに、体内の毒素を排出しやすくするというはたらきが期待できます。嬉しいポイントなのですが、老廃物が排出される際、一緒に水分も排出されてしまうという側面があります。

水分が排出されやすい状態になるので、脱水症状にならないように積極的に水分をとることをおすすめします。

同じ理由で、大量に汗をかく岩盤浴やホットヨガなども控えておくことがよいでしょう。

2.生理前を避けてミネラルもとるようにする

水分が不足しやすいファスティングでは、充分に水分補給ができていない場合、立ちくらみの症状が起こる可能性があります。

普段の食事を減らす、あるいはストップしているためにミネラルが不足している人もいるかもしれません。貧血につながることもあるので注意しておきたいところです。

充分な水分補給を心がけるとともに、貧血になりやすい生理前は避けて行うことで、貧血などのリスクを回避することができます。少量の塩を溶かした水を飲むことで、貧血症状を緩和させることもできるようです。

3.簡単な運動を取り入れる

適度な運動は代謝を上げて脂肪の燃焼を促す上で効果的です。激しい運動は脱水症状や貧血につながる可能性があるので、自分ができる無理のない範囲で軽い運動を行うというのがポイントです。

特にダイエットの効果を期待したいという人は、酵素ドリンクを飲んでファスティングを行ってみてください。とりたい栄養素が含まれていて、代謝アップのサポートもしてくれるので一石二鳥。楽しく続けていきたい人におすすめです。

4.失敗しないためには、専門家の指導を受けよう

ファスティングは断食と似ていますが、ただ「何も食べない」わけではありません。実践中は酵素ドリンクなどの置き換えドリンクを摂取し、実践日の前後は準備期間・回復期間と設けて、身体の調子を崩さないようにしなければいけません。

何をどのような順番で摂取するのかはとても大事ですから、ある程度の知識が必要です。初めての方や不安がある方はファスティングに詳しいトレーナーのサポートを受けるのがおすすめです。

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<この記事を監修したのは・・・>

千原良友先生
  • 監修:
    千原良友先生 ノリス美容クリニック院長
  • 経歴:
    奈良県立医科大学卒業。
    泌尿器科医として臨床に従事する傍ら、 南カリフォルニア大学、国立がん研究センター研究所等でエピジェネティクス、幹細胞の研究に従事。 令和4年にはノリス美容クリニックを開設し、幹細胞の知識を生かした肌再生医療に取り込んでいる。